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会計ソフト導入のメリット・デメリット。会計ソフト導入時の注意点も

2014年10月7日

会計ソフト導入のメリット

一昔前までは、会計ソフトは高価で使いにくいものばかりでした。

しかし、最近では、安くて使い勝手のいいものが販売されていますし、
無料で始められる「freee(フリー)」のようなクラウド会計ソフトも
登場しています。

このような会計ソフトを導入することにより、
中小企業でも容易に、会社内で会計管理できるようになりました。

会計ソフト導入のメリット「業績の把握」

会計ソフトを導入するメリットは、たくさんあります。

まず第一に、会社の業績をリアルタイムで把握できることです。

手書きの帳簿を作成して毎月の業績を把握しようとすると、
企業規模にもよりますが、1週間から1ヶ月くらいの時間がかかります。

その点、会計ソフトでは、会計処理がある程度自動化されていますので、
リアルタイムでの業績把握が可能です。

会計ソフト導入のメリット「効率化」

会計ソフト導入の次のメリットとしては、
なんと言っても、会計および税務業務の効率化です。

これまで、会計および税務業務に費やされてきた人件費や時間を
削減することができ、効率化が図れるメリットがあります。

もちろん、会計ソフトの導入による効率化は、
会社規模にもよりますが、中小企業であっても
会計ソフトの導入による効率化のメリットは十分にあります。

会計ソフト導入のメリット「正確性」

会計ソフトを導入することにより業務の正確性もアップします。

手書きであれば必然的に発生する書き間違いや計算間違いは、
会計ソフトではほとんど無くなりますし、
万が一そのようなことが発生したとしても、
後から修正することも簡単です。

会計ソフト導入のメリット「青色申告特別控除」

青色申告を行っている個人事業主であれば、
会計ソフトを導入することにより、複式簿記の要件を満たすこととなりますので、
青色申告特別控除65万円の適用を受けることができます。

会計ソフト導入によるデメリット

会計ソフトを導入することによるデメリットは、
メリットを考えれば、それほど大きくありません。

敢えて挙げるなら、入力した会計デ-タがPCの故障により消えて
しまったり、消費税率の変更等に伴って会計ソフトをバージョン
アップするための費用が発生する点です。

しかし、これらの問題は、会計データのバックアップをきちんと
取ることや、若干の費用を支払うことで解決できます。

したがって、会計ソフトを導入することのメリットを考えれば、
デメリットと捉える迄もないと思います。

会計ソフトを導入するタイミング

会社設立1年目や会社設立準備中の方は、
設立第1期目から会計ソフトを導入したほうがいいでしょう。

また、会社設立後、既に決算を何度か経験されている会社であれば、
次の事業年度の期首から会計ソフトを導入するのが一般的です。

しかし、会社設立後、何回か決算を経過している会社でも、
期の途中から会計ソフトを導入することは可能です。

いずれの段階で会計ソフトを導入するにしろ、事前にある程度の準備が必要となります。

会計ソフト導入時に注意すべき事項

会計ソフトの選び方

会計ソフトの導入時には、当然会計ソフトを購入しなければなりません。

現在では、比較的安価な会計ソフトから、高価な会計ソフトまで、
様々な会計ソフトが販売されています。

会計ソフトを選ぶ際、単に価格のみで選んでしまうと、
後々使い勝手が悪かったり、税制改正に対応したバージョンアップに対応
していなかったりと、様々な問題点が発生してしまう可能性があります。

中小企業でよく使用されている会計ソフトは、

「弥生会計」(発売元:弥生)、
「JDL IBEX出納帳」(発売元:JDL)、
「財務応援」(発売元:EPSON)、
「freee(フリー)」(発売元:freee)
「MFクラウド」(発売元:マネーフォワード)
等です。

これらの会計ソフトであれば、比較的安価で、かつ、消費税率変更等の
税制改正にも確実に対応してくれます。

また、それぞれの発売元会社が、給与計算ソフトや販売管理ソフト等を
発売しているため、それぞれのソフトを連動させることにより、
より効率的な会計業務が可能となります。

会計ソフトの初期設定

会計ソフトは、パソコンにインストールすればすぐに使えるという
訳ではありません。

会計ソフト導入時には、会計ソフトの各種初期設定が必要となります。

具体的には、消費税や勘定科目、期首残高の設定です。

特に勘定科目の設定については、会計ソフトインストール時には
数百個もの勘定科目が登録されていますので、
このまま使用すると勘定科目を探し出すだけで大変な手間がかかってしまいます。

そうすると、会計ソフト導入のメリットである会計業務の効率化
が十分に達成できないため、この勘定科目を各会社に適した勘定科目
に整理して、会計業務を効率よく行えるようにしなければなりません。

③会計データのバックアップ

既に、会計ソフト導入のデメリットのところでも書きましたが、
会計ソフトで入力した会計データは、パソコン内に保存されているため、
万一パソコンが壊れてしまった場合に会計データも壊れてしまう可能性
があります。

そこで、会計ソフトに入力したデータを何らかの形で
パソコン以外の外部メディアにバックアップしておいた方が安全です。

この外部メディアは、USBメモリー、外付けHDD、CD、等
何でも構いません。

また、税理士事務所と会計データのやり取りを行っている場合には、
税理士事務所で会計データを保管しておいてもらうのが良いでしょう。

会計ソフトの導入まとめ

このように、会計ソフトの導入は、
会計ソフトの選定と会計ソフト導入後の運用設定を考慮しながら進めま
しょう。

また、会計ソフトの入力は、手書きで会計帳簿を作成するよりは
かなり簡単ですが、多少は簿記の知識が必要です。

当事務所では、会計ソフトのサポートと同時に、簿記等の会計知識をサポート
するプログラムもありますので安心してご相談下さい。

※屋税理士事務所は、Freeeの習熟度を証明する「Freee認定アドバイザー認定証」取得済です!

屋税理士事務所IT

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